オナ禁は一日にしてならず

オナニーで人生を破滅させた男が失われた全てを取り戻す為、起死回生を図った魂の記録

【第3章】 迷走編

(前回の続き)

1.連絡網絨毯爆撃に失敗したオナ猿

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(まさにこんな感じでした。)

「何故だ!

何故俺には彼女ができないんだ!!」

 

オナ猿は激怒した。

必ずリア充をこの世から根絶やしにせねばならぬと誓った。

オナ猿には恋愛が分からぬ。

 

発狂したオナ猿を更なる絶望が襲いました。

 

「結婚しました」

 

「子供ができました」

 

辛うじてつながっていたごく少数の友達からの

カラー写真付きの結婚報告。

 

それに比べて自分は今まで彼女はおろか、

女友達すらできた事がありません。

 

加えて進学も就職もしていない自分が

本当に一人だけ世の中から取り残されて行く気分になりました。

 

「このままじゃ本当にヤバい」

 

何とかしないといけない、でもどうやって?

 

一度奈落の底まで墜ちたオナ猿が這い上がるのは至難の業でした。

 

面倒な事や、嫌な事がある度に

”オナニー”に逃げる負け犬根性が染みついていた自分には

人に誇れる物も一から築きあげて来た物も何もありません。

 

でも20代も半ばにさしかかろうとし、

残された時間は考えている間にもどんどん過ぎて行きます。

 

このまま彼女もできず、結婚も就職もできずに

人生が終わるのは嫌だと思いながら

ハゲるんじゃないかと言うくらい、

考えて考えて考え抜きました。

 

そしてまず行動を起こすことにしました。

 

2.「〇〇すればモテる」

    スパイラルにハマったオナ猿

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足掻き始めたオナ猿はまず

就職する為、専門学校に通い始めました。

 

自動車免許は持ってないと色々不便じゃないかと思って

教習所で免許も取りました。

 

相変わらず”オナニー”だけは続いており、

専門学校でも女の子に”痛いアプローチ”

”キモい言動”を繰り返していました。

 

失恋をきっかけにダイエットし、体重も

90KG→56KGまで落とし、

近所の床屋さんから美容院に行く様になりました。

 

それでもまだ何か足りない、満たされない...

 

何度もフラれ、相手にされず、避けられながら

トライアンドエラーを繰り返す日々。

 

勝手に好きになって

勝手にフラれて

勝手に傷ついてシコって終わり

 

終いには

 

「自分は何かモテない呪いにでも

    かかっているんじゃないか」

 

と思い出して神社に厄払いまで行く始末。

 

本質的には

人として終わっていた高校時代から

何も進化していなかったオナ猿は

遂にモテ本にハマり出します。

 

当時僕はモテ本を”異常に神格化”している節があり、

自分が知らない、何か凄い方法が書かれている

「秘伝の書」だと思っていました。

 

そしてモテ本に書かれている事を実行すれば

どんなモテないブ男でもモテる様になれると信じていました。

 

 ここら辺は非モテ時代を過ごした事がある人なら

分かる話なんじゃないかなと思います。

 

モテない自分を変えたい。

でもどうすればいいかが分からない。

そんな思いから

「モテ本を読めば何かが変わるんじゃないか」と

期待して本を手に取った。

 

しかし本に書かれている様な効果は期待できず、

モテる様にはなれなかった。

 

悩んだ末に

「この本なら今度こそ自分は変われるんじゃないか」と

思って新しいモテ本を買う.....

以下ENDLESS....

 

僕も見事にこのスパイラルにハマっていました。

 

本を読み、

「〇〇すればモテる」と書かれていれば実行し、

「モテたいならこれを買え」と書かれていれば買いました。

 

しかし増えて行ったのは

”失敗回数””モテ本に費やしたお金”だけでした。

 

3.ファッションでやらかしたオナ猿

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 「モテる為には服装が大事」

これ自体は間違っていないし、事実です。

服装と清潔感に気を遣う様になると女性の反応が

段違いで良くなります。

 

服装めっちゃ大事です。

 

ただ、”世間一般のオシャレの認識”と”自分の中のオシャレの認識”が

大きくズレていると大事故を起こします。

 

そして予備知識なしで始めると高確率で失敗するのも

オシャレあるあるです。

 

痩せてもモテなかった。

髪型を変えてもモテなかった。

モテ本に書かれている事を実践してもモテなかった。

 

じゃあ今度は服装を変えてみようと思いました。

 

当時の僕の服装は

スーパーで買った何のブランドか分からない様な

Lサイズのブカブカなトレーナー、カットソーに

サイズ感もへったくれもないヨレヨレのジーンズでした。

 

一年中ほぼ同じような格好をしていました。

 

何度も言いますが

モテる為に服装を変えようとするのはいいことです。

 

僕がやらかした最大の失敗は

ファッション雑誌も買った事がない

予備知識0の状態のままで

服装だけ変えようとした事でした。

 

中二病が抜けきっていなかった僕は

バイクも持っていないくせに

「何か格ゲーのキャラがつけててかっこよかったから」

という理由だけでドライバーズグローブを買い、

それを着けてチャリンコをこいでいました。

 

まだそれだけならただの痛い奴で済んだかもしれません。

 

しかし、

走り出したオナ猿はそう簡単には止まりません。

 

某格ゲーの主人公のマネをして

レザージャケットを素肌の上に着て

ピチピチの黒のレザーパンツを履きました。

 

でかいブーツを履き、サングラスをして

チョーカーを着けた挙げ句に

ゴツいウォレットチェーンを腰にぶら下げ、

両指に6個以上の髑髏や悪魔の指輪を着けました。

 

そしてできあがったのが

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どこからどう見ても

ケンシロウにすぐ〇される奴でした。

 

恐ろしい事に当時の僕は本気で

「めっちゃかっこいい!今の俺イケてる!」と思っていたのです。

 

そして意味もなくその格好で

外へ出て歩き回っていました。

 

ドン引きした人がモーゼの十戒の様に僕を避けて通って行きました。

もうホラーです。

 

今でも恥ずかしい黒歴史の一つです。

 

4.絶望の果てにオナ猿が見た物

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 「もう駄目だ」

 

そう思いました。

 

モテない自分を変えようと、思いつくかぎりの方法を試した。

 

ファッションでやっちまったオナ猿は

その後、諦めずに服装を何とか普通レベルまで戻し、

ストリートナンパをしたり、

街コンやオフ会に参加したり、

出会い系で女性にアプローチした。

 

しかし結果は惨憺たる物だった。

 

出会い系でサクラに引っかかり、

好きな店員さんに連絡先を渡して通報され、

ナンパは全てガンシカされて

オフ会で連絡先を交換するもその後音沙汰なし。

 

そんな事を繰り返す間に

彼女ができないまま年齢は30歳を超えていた。

 

就職後は会社と家の往復のみ。

 

食って、寝て、オナニーしてばっかりの日々。

 

インスタグラムに乗せられるような休日なんか

送っていませんでした。

 

「もう一生このままかな」

 

「何でこんな何もかもうまくいかんのやろ。

 人生ハードモード過ぎやろ」

 

精も根も尽き果てていました。

 

そして更に月日が流れ、もう何もかも完全に

諦めきっていた時でした。

 

いつものようにネットをダラダラ見ていると

あるキーワードが目に飛び込んで来ました。

そう、それが

オナ禁

だったのです。

 

オナ禁?なんだこれ?」

 

興味本位で色々サイトを見ながら調べて行きました。

 

そこには驚愕の事実が書かれていたのです。

 

5.真実を知ったオナ猿

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「オナニーし過ぎるとモテなくなる」

 

自分の目を疑いました。

 

この言葉を見たとき、僕の全身は稲妻が駆け巡ったような

衝撃を受けて放心状態になり

虚ろな目は虚空を眺めていました。

 

「嘘だ・・・!あ、あり得ない、

 そんな・・・そんなバカな!!!」

 

焦燥感を隠せなかった僕はオナニーの害について

更に詳しく調べました。

 

すると今までの自分に当てはまる事実が

次々と出てきたのです。

 

「無気力になり、怠惰になる」

「抜け毛が増える。ハゲる」

「身体がだるくなる」

「朝起きられなくなる」

「体臭が異常に臭くなる」

「ネガティブ思考になり、引きこもりがちになる」

etc...

 

今まで誰もそんな事を教えてくれなかった。

 

学校でも知り得なかった受け入れ難い事実に

今までの自分の常識が

全て音を立てて崩れていきました。

 

同時に"オナニー"を覚えて20余年の

月日が走馬灯の様に頭の中を駆け巡りました。

 

"オナニー"を覚えてから無気力になった事、

キモいと言われ、女子に避けられる様になった事、

根暗で引きこもりになって行った事、

謎の慢性的な疲労

 

いくら外見を変えても、言動を変えても

自分だけがいつまでもモテなかった事...

 

全ての点と点が線でつながりました。

 

「そ、そんな・・・じゃ、じゃあ今まで

俺がやって来た事は・・・・!!!

全てッ・・・全てッ・・・!!!」

 

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「うおおおおおおああああああーーーーー ッッッ!!!!!」

 

数え切れない黒歴史と暴走行為の果てに

やっと真実にたどり着いた僕は泣き叫び続けました。

 

悲しかったのではありません。

猛烈に感動して喜びに魂が打ち震えていたのです。

 

長く暗い暗黒時代を過ごしたオナ猿の人生に

一筋の希望の光が差し込みました。

 

6.やがて男は自らを

   「C.W.シコル」と名乗ったf:id:cw-sikoru:20181203175255j:plain

運命を変える事になった日から翌日、

僕はオナ禁で人生を変えた大賢人達の大いなる知恵を借りる為、

何日もパソコンの前にかじりついてオナ禁について調べまくりました。

 

「今度こそうまく行く。

これなら人生を変えられる。」

 

今までの僕なら

自己啓発書やビジネス書を読んでも

「ただの理想論ときれい事だろ」と一蹴していたのですが、

何故かこの時は確信に近い気持ちがありました。

 

何故そう思ったのか分かりません。

 

「人生で本当に必要な物は

必要な時に手に入れられる様にできている」みたいな事を

何かの本で読んだ事がありました。

 

僕がオナ禁に出会ったのも必然だったのかもしれません。

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そして僕はオナ禁を始めました。

しかし今まで20年以上も抜いて来た為に

全く続きません。

 

2~3日でリセットし、一度抜くと

堰を切ったように何度も抜いてしまいました。

 

それでも僕は倒されても何度でも立ち上がりました。

エロ本を破り捨て、100本以上あったAVブックオフ

売って店員さんにドン引きされても諦めずに

”オナニーの悪魔”と死闘を繰り広げ、

一週間→二週間→三週間とオナ禁を続けられるように

なりました。

 

やがて”オナニー”で狂った思考が元に戻り始めた時、

20年以上前に失った、遠い子供時代に描いていた夢が蘇って来ました。

 

彼女がほしい、自分の好きな事をしてお金を稼ぎたい、

もちろんそれは男としてあります。

 

でもそれ以上に

 

俺はかっこいい男になりたかったんだ。

 

猿から人間に戻った僕は

自分が本当に望んでいた事を思い出しました。

 

そして僕は何万回とシコリ続けた自分への戒めと禊の

意味を込め、自らをこう呼ぶ事にしました。

その名は

 

    C.W.シコル!!!

 

 

エピローグ:かつてオナ猿だった君へ

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3記事に渡ってお送りしてきたC.W.シコルの過去編、

いかがでしたでしょうか?

 

何故、長々とこんなゲスい話をしたのかというと

”オナニー”がそれだけ男を下げ、人生を狂わせてしまう

恐ろしさを伝えたかったからです。

 

現代は凄まじい量のアダルト情報が至る所にあふれており、

パソコンでもスマホでも過激なポルノが

いつでもどこでも、無料で、手軽に見られます。

 

それが既に”異常”なんです。

 

世の中の男性は”草食化”したのではなく

”過剰なエロ”に毒されて殆どがオナ猿になってしまった為に

現実の女性と向き合えなくなっただけです。

 

この真実に気づいた少数のオナ禁ファイター達が

オナ禁を始め、エロ大国日本に闘いを挑みました。

 

しかし時が経つに連れて

一人、また一人とリセットの悪魔の手にかかり

オナ禁ファイター達は倒されました。

 

今この時もなお、日本のどこかでオナ禁を続けている

我が同士達。

 

あなた達は現代に残った最後の”侍”です。

 

オナ禁している事に是非誇りを持ってください。

僕も頑張ります。

共にエロと闘い、いつか快哉の勝利の雄叫びを挙げましょう。

 

僕はもう一生オナニーしません。

墜ちるところまで墜ちて

地獄を見たからです。

 

オナ禁ブロガーさんの中には

オナニー=悪という意見は極論という方も

おられますが

僕はそう思いません。

 

”オナニーは巨悪で

 史上最悪の自傷行為”です。

 

これを読んでいるあなたには

僕みたいになってほしくないので黒歴史だらけの

過去を暴露した記事を書きました。

(僕より酷いレベルの人間はそういないとは思いますが)

 

これからオナ禁を始めようとしている方、

オナ猿から脱却できずに苦しんでいる方に

僕の発信する情報がほんの少しでも役に立てれば

幸いです。

 

共に人生変えてやりましょう!