オナ禁は一日にしてならず

オナニーで人生を破滅させた男が失われた全てを取り戻す為、起死回生を図った魂の記録

大人になれって。

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悲しい時ー!!

 

悲しい時ー!!!

 

期待して見に行った映画が

クソ過ぎた時ーーー!!!

 

悲しい時ー!

 

期待して見に行った映画がクソ過ぎた時ーーー!!!

 

こんにちは、C.W.シコルです。

 

はい、表題の通り、今日何年かぶりで映画館へ

映画を見に行きました。

 

しかし、それがあまりにも悲しかった結末だったので

急遽、今回の記事を書くまでに至りました。

 

今回は気分転換で

久々に見た映画で、何とも言えない悲しい気持ちになった

シコルの切ない話です。

 

それでは、どうぞ。

 

1.シコル、数年ぶりに

見たい映画を見に行く

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皆さんは映画ドラゴンクエスト・ユアストーリー」

知っているだろうか。

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公開前から色々と賛否両論あった、

国民的RPGドラゴンクエスト」を声優付きでフル3DCG化した

アニメ映画で、掲示板では

「大コケする気しかしない」などと散々言われていましたが、

予告編を見た時、シコルは純粋に

「周りが何と言おうともこの映画を見たい」と思いました。

 

というのも、シコルはドラクエは1の時から

ドストライク世代で、全シリーズクリアもして

レベル上げや仲間モンスター集めを何時間もやりこむくらい、

ドラクエ」という作品が大好きだったからです。

 

 そしてシコルがシリーズの中でも1、2を争うくらい

大好きなドラクエ5を元にしたストーリーの映画だったので

見に行かない理由がなかったのです。

 

そして、公開2日目にしてやっと見る事ができました。

 

※以下、弱冠ネタバレありなので注意。

 

まず、ストーリーに関しては

途中、原作と違っていたり序盤など端折りすぎの部分は

多々ありましたが、あれだけの大作を

約100分の時間でまとめ上げようとすると

致し方ない部分はあるのかなと思いました。

 

シコルは5は何度もやりこんで

ストーリーも完全に頭の中に入っていたので

「ここはこうだな」

「あの場面はこんな風に変わったのか」

などと、当時の記憶を思い出しながら楽しめましたが、

ドラクエを真っ新な状態で見た人にとっては

話の展開が早すぎて理解しづらい点もあったと思います。

 

しかし、おなじみのキャラクターやモンスター達を始め、

他のナンバリング作品のBGMが所々出て来たり

ドラクエファンなら思わずニヤリとする部分があったりと

子供時代に夢中で遊んでいた

3DCGで描かれたドラクエのリアルな世界観に入り込んでいる気さえして、

あの時に戻ったような感覚で物語の主人公になりきっていました。

 

ビアンカちょっと原作のイメージと違うけど可愛い!」

 

「まさかのブオーン出て来たで!!」

 

「やっぱ嫁はビアンカでしょ!!」

 

ってな感じで完全に一ファンとして楽しんで見ていました。

 

 

そう、後に見たレビューにも沢山書かれていましたが、途中までは

ドラクエとして良かったんです。

 

 

途中までは。

 

 

・・・あのシーンが来るまでは。

 

 

 2.怒ってんじゃないんだよ、

悲しいんだよ!

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あまりネタバレ的な事を書くのもアレなので抑えめにして書きますが、

物語も佳境にさしかかったラスト15分くらいだっただろうか。

 

恐らくシコルも含めて

観客の誰もが予想しなかった出来事が起こりました。

 

文字通り、画面と一緒に観客も制止していたのです。

 

そして突如現れた人物?によって

物語の真相が明かされるのですが、

その人物が言った台詞が、恐らくドラクエやファンタジーの世界で

最も言ってはいけない台詞で

 

「大人になれ。」

 

という言葉だったのです。

 

(もう、これだけで察しのいい人は

内容がどれだけ酷かったか分かると思います。)

 

客席から響めきが起こったのを生まれて初めて生で聞きました。

 

「は?」

 

「いや、それを言っちゃあお終いだろ。」

 

恐らく観客の30%くらいが寅さんになっていたと思います。

(お父さん世代の人も結構いた為)

 

あまりにも展開が唐突過ぎて理解が追いつきませんでした。

 

そう、例えるなら

 

スカイダイビングで最高の絶景を楽しんでいたのに、

着陸前に命綱とパラシュートを

切り離されて地上何百メートルから落下して

地面にたたきつけられたというか、

 

回らない高級なお寿司屋さんで酢飯をターメリックライスに変えられたというか、

 

前田敦子さんに会えると聞いて

はるばる東京へやって来たのに現れたのが

キンタロー。さんだったというか、(失礼)

 

 そんな感じでした。

 

上映が終わった後、「最低」「何アレ」という

観客の声がはっきりと聞こえました。

 

そしてシコルを含め、映画を見終わった誰もが、なんとも言えない気まずさと

なんとも言えないモヤッと感を残したまま、

映画館を後にしました。

 

もう、支離滅裂なラストに怒りを通り越して

悲しくなってしまいました。

 

違う・・・何かが違う。

 

いや、もう何もかもが違う!!

 

俺たちが見たかった「ドラクエ」は

こんなんじゃないッ!!!

 

子供の頃から「ドラクエ」という作品を愛し、リスペクトしていたからこそ

本当に、余計に悲しかったんです。

 

上杉達也が朝倉南を愛しているより、

シコルは「ドラクエ」を愛していた。

 

だから、納得いかなかった。

 

だから、許せなかった。

 

 

「何であそこまで盛り上げといて、

最後の最後であんな愚行を犯した。」

 

「世界観もイメージもぶち壊しすぎやろ。」

 

「あれをドラクエでやる必要あったんか?」

 

恐らく誰もがこう思ったと思います。

 

そして極めつけが「大人になれ。」の例の台詞。

 

いやいや、もうそれこそ

ビアンカの台詞で

「言っちゃったね、とうとう...。」だろ。

 

別の意味で期待を裏切られたので、

もしかして今年の流行語大賞にノミネートされるんじゃないでしょうか。

 

3.今回の作品は監督の

壮大なオナニーだったのではないか

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今回、総監督を担当した山崎貴さんですが

決して力不足ではなく、実力派で定評のある監督さんみたいなのですが

シコルが個人的に思うのは

 

ドラクエへの愛が全くない。

 

そして彼はオナ猿なのではないか。

 

という事です。

 

他のオナ禁者さんのブログにも書かれていましたが、

オナ猿は基本的に自分だけが気持ち良ければそれでよく、

周りがそんな自分に対してどう思っているかなんて全く

気にもしていないと。

 

上手い例えがあって、ジャイアンのリサイタルが正にそうです。

 

歌っている本人だけは気持ちいいんですが、

ダミ声を無理矢理聞かされる方はたまったもんじゃありません。

 

現に、山崎監督はインタビューで

 

「とても面白い結末を考えた」

 

みたいな事を言っていたそうです。

 

「いや、あれがその面白い結末なのか。」

 

「誰もあんな事望んでないから。」

 

本当のドラクエのファンは誰一人としてそんな

降って湧いたような異質な物をドラクエの世界に勝手に付け加えるなと

思っていたでしょう。

 

自分の才能に酔っているだけなんじゃないのかとさえ思いました。

 

それじゃ、オナ猿と変わらんじゃないかと。

 

正に

 

監督「これが全く新しいドラクエだ!!」

 

「こんな展開誰も思いつかなかっただろう!?

(ドヤァ!!!!)」

 

「これはお前の物語だ!!(ドンッ!!)」

(どっかで聞いた台詞だな。)

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観客「・・・・・・。」

 

という、新しい物作った俺カッケー!&良いこと言うたった!!

という観客もドラクエファンの気持ちも

全てスルーした、制作期間4年にも渡る

果てしなく壮大な一大Wオナニープロジェクト

だったのではないか。

 

言うなれば、私達はお金を払って

監督の自己満足というオナニーを延々と

見せられたのだ。

 

しかし、シコルはこうも思いました。

 

それはオナ猿もオナ禁者も自己満足という点では変わらないのではないかと。

 

シコルが見ているオナ禁者さんのブログに書かれていた事が

この時、何故か頭をよぎりました。

 

かわいそうなオナ禁男がいる。

 

オナ禁して、成長した気になって、女を自慢している叫んでる。

 

はたから見れば、すごくしょぼく見える奴、

女も全然羨ましい女じゃない。

 

かわいそうな奴、痛い奴、自分を客観視できないきもいしょぼい奴

 

と。

 

そうかもしれない。

 

確かにオナ禁をして、オナ猿から脱却し、

自分はオナニー中毒者の頃よりマシな人間になって

成長した気になっていただけなのかもしれない。

 

突き詰めればオナ禁だってオナ禁という名のオナニー」である。

 

端から見ればオナ禁何百日していようが

大して変わらないのかもしれない。

 

こころのよりどころの一つとしてオナ禁にすがっていただけで、

実際はオナ猿の頃とほとんど何も変わっていないんじゃないのか。

 

ただ、自分一人だけが変わった、成長したと思っているだけなんじゃないか。

 

程度の差はあれ、人は誰もが何かしらのオナニーマンなのかもしれない。

 

正直、今シコルはオナ禁を続けている意味が

少し分からなくなって来ています。

 

勿論、だからと言ってオナ禁を辞める気はないし、

オナ禁して自分はこうなりたいという

目標はちゃんとあります。

 

ただ、今回の件で少し考えさせられる事があったので

今の気持ちを記事にしてみました。

 

そして、最後に「大人になれ。」の台詞についてですが、

確かにいつまでも子供のままではいけない、

現実を見て自分のやるべき事をやれというのは分かります。

 

恐らくそれをメッセージとして伝えたかったのではないかと

思いますが、子供の頃の夢や夢中で楽しむ事まで

全て捨ててただ、大人になれというのは違うと思います。

 

ウォルト・ディズニーが夢を諦めずにミッキーマウス

生み出したように、彼がもし子供の頃の夢を捨てて

「大人」になっていたら

今日のディズニーランドは存在しませんでした。

 

彼は子供の頃のワクワクと夢を持ち続けていたから成功したと思っています。

 

大人としてやるべき事はやって、

子供のような夢を持ち続ければ

それが一番いいじゃないか。

 

もうすぐ、ONE PIECEの映画がやるので

それも見に行く予定ですが、ドラクエのように

悪い意味で期待を裏切る作品でない事を祈るのみです。

 

(大丈夫!ONE PIECEだけは多分、大丈夫!)