オナ禁は一日にしてならず

オナニーで人生を破滅させた男が失われた全てを取り戻す為、起死回生を図った魂の記録

AV店員田島(仮名)との死闘

こんにちは、

ブックオフでエロDVDを売るときに限って

いつも女性店員に当たる男、

C.W.シコルです。

 

何とも言えない気まずさですね。

 

笑顔で「いらっしゃいませ!お売り頂ける物ですか?」

と言った後にエロDVDを見た時の

凍り付いた表情を見ると、

別に悪い事をしている訳じゃないのに

凄まじい罪悪感に苛まれます。

(済まぬ。)

 

昔に比べてAV専門店って本当に少なくなりましたよね。

 

我々オナ禁者にとってはありがたい事なのですが、

オナ猿にとっては身を引き裂かれる程

辛いと思います。

 

なんせかつてのシコルがそうだったんですから。

 

幸い、今ではネット通販や

ダウンロードでAV店なしでも手に入れられるようには

なっていますが、

「いいな」って思った作品に限って

サンプル動画や画像がほとんどなかったり

するんですよね(涙)

 

話が少々それましたが、

今回の話は

 

シコルが学生時代に足繁く通っていたAV店で

出禁を喰らった話です。

 

1.かつてオナ猿の聖地なる物があった

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「大変だ!

   宝島が遂に潰れたぞ!!」

 

シコル「何だと!?」

 

放課後の視聴覚室、

パソコンの前に群がっていたオナ猿達の間に

どよめきが起こりました。

 

シコル少年にはごく一部ですが、

エロに精通したオナ猿仲間が何人かいました。

 

その情報は

その中でもエロにやたら詳しい奴、

通称エロ博士からの

確かな情報だったので疑う余地がなかったのです。

 

シコルが住んでいた地元には昔、

大型のAV専門店がありました。

 

面積は大型書店並の広さで

全てのAVとエロ本が集結しているんじゃないかと

言うくらいの種類が揃っており、ジャンルも

学生から熟女、二次元から三次元まであらゆる物が

ところせましと並べられていました。

 

そしてシコルとオナ猿仲間達が何よりも

気に入っていたのが、各作品のサンプル動画のダイジェスト版が

営業時間中、複数のモニターに延々と流れていた点でした。

 

お金がなく、当時は無料エロ動画もなかった

学生達にとってまさにそこはオカズの楽園でした

 

故に宝島と呼ばれていたのです。

 

シコル「そんな・・・じゃあもう、

俺が好きなJKシリーズも二度と見られないのか!?」

 

オナ猿A「そうだ・・・!!」

 

シコル「お前が何よりも好きだった、

看護婦さんシリーズも二度と見られないのか!?」

 

オナ猿A「そうだ・・・!チクショウ!!」

 

オナ猿B「何て事だ・・・!!

     俺たちの最後の希望が・・!!!」

 

オナ猿C「惨い事しやがる・・!

     この世に正義はないのか!?」

 

シコル少年はこの時、思いました。

 

「関係ないとは思うが、

 まさかあの事がきっかけじゃないよな・・・」

 

2.時は一ヶ月前に遡る

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人気がなくなった午前0時、一匹のオナ猿が

宝島のサンプル動画コーナーの前でズボンの上から

ムスコをいじっていました。

 

言うまでもなく、それはシコル少年です。

 

父親のAVを母親に全て捨てられたオナ猿にとって、

そこは唯一残された最後のサンクチュアリでした。

 

その店には「田島(仮名)」というベテランらしき

店員がいました。

 

シコル少年は宝島に週5のペースで通い、

サンプル動画コーナーで3時間ほど

映像を見ながら疑似オナニーして帰って行く

事を繰り返していた超迷惑な客だったので、

 

田島は僕が入って来ると、

「また来たのか」といった感じでモロに嫌そうな顔を

していました。

 

いつものように

JK物のサンプル動画を見ながら

ムスコをいじっていると

田島が僕のところへやって来ました。

 

田島「お客さん、いつもいつも困るんですよ」

 

シコル「あ、すいません。つい・・・」

 

一度は引き下がりましたが、

ちょうど映像が佳境にさしかかろうとしていたので、

どうしても続きが気になりました。

 

何としてもあの映像の続きが見たい。

 

 

僕は辺りを見回して、監視カメラの死角になっている

部分に身を隠して再び疑似オナニーを始めました。

 

すると、しばらくして

 

ブツッ・・・・

 

店中のサンプル映像のモニターが全て消えてしまったのです。

 

シコル「えっ!?・・・何で!?」

 

最初、停電かと思いましたが

店の照明は消えていません。

 

この瞬間、シコル少年は全てを理解しました。

 

やってくれたな、田島。

 それがてめえのやり方か。

 

そう、田島の仕業でした。

店中のモニターはバックヤードの

遠隔操作で消したり、別の映像に切り替えられる仕組みだったのです。

 

注意しても帰らなかった僕を偶然見つけた

田島が痺れを切らして強行策におよんだのでしょう。

 

おそらく田島は俺がいなくなるまで

決して映像を再開しないだろう。

さて、どうした物か・・・

 

宝島の営業時間は午前3時迄でした。

 

刻一刻とタイムリミットが迫る中、

シコル少年は必死に打開策を考えました。

そして・・

 

そうだ!!

 

毎日の様に宝島に通っていたシコル少年は

従業員のシフトもほぼ完全に把握していました。

 

おそらくいつも通りのシフトなら

田島はもうすぐいなくなって、

他の従業員に変わるはずだ。

チャンスはその時しかない。

 

大丈夫だ。絶対にイケル。

 

僕は一度店を出て帰るふりをし、

店の外で田島の交代時間を待ちました。

 

30分後、再び店に入ると

そこに田島の姿はなく、他の従業員がいました。

サンプルモニターの所まで行くと

映像が全て復活していました。

 

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シコル少年の作戦勝ちでした。

 

「残念だったな、田島。

確かにお前の洞察力は凄かった。

だが、お前は一つだけ致命的な

ミスを犯した。」

 

「俺のエロへの並々ならない執念を

 見くびっていた事だ!!!」

 

僕はムスコを再びいじりながら

勝利の余韻に浸っていました。

 

この完全勝利をオナ猿仲間達と分かち合いたい。

そうだ!

今度、視聴覚室でオナニー大会でも開こう。

 

そんなアホな事を考えていた矢先、

 

「お前いい加減にしろよ!!!

 学校どこや!?

 終いに警察呼ぶぞ!!!」

 

びっくりして振り返ると

田島が鬼のような形相でカウンター越しに

僕をにらみつけていました。

 

帰ってなかったのか、田島。

 

今にも殴りかかりそうな勢いで

向かって来た事と「警察」というワードに

本能的なヤバさを感じたシコル少年は全力で

逃げ出しました。

 

「二度と来るな!!!」

 

競輪選手の様に自転車で逃げるシコル少年の背中に

田島の止めの一言が突き刺さりました。

 

「くそっ!!・・くそぉっ!!!」

 

完敗でした。

 

その後、家路についたシコル少年は

「ゲームのデータを消された修羅パンツ」のごとく

暴れまくりました。

(その後、母親にしばかれました。)

 

3.そして一ヶ月後、再び時は戻る 

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風の噂によると、

宝島は住宅街のへんぴな場所にあった為に

客の入りが悪く、経営悪化が理由で店をたたむ事になったそうです。

 

オナ猿達がオカズを失った絶望に打ちひしがれる中、

僕は宿敵、田島の事が頭をよぎりました。

 

そうか、田島は職を失ったのか・・・

奴は今どこで何をしているのだろう。

 

かつて自分を出禁にした相手が何故か気になっていました。

 

ルパンが死んでしまった回(本当は死んでない)の銭形警部もきっとこんな

気持ちだったんじゃなかろうか。

 

宿敵を失ったシコル少年の背中は放課後の

夕日に照らされて今にも消え入りそうになっていました。

(何か無理矢理いい感じで終わらそうとするな)